生理中の水泳はどうする?安心して泳げる3つの準備と対策

生理中の水泳はどうする?安心して泳げる3つの準備と対策

〜水泳コーチが教える「正しい知識と準備」で不安をゼロに〜

「生理中にプールって入っていいの?」
「経血が漏れたらどうしよう…」
「まわりにバレないか不安」

-そう感じたこと、ありますよね。

実は、生理中でもきちんと準備すれば安全に泳ぐことができます。
この記事では、水泳指導をしている私が、
「生理中でも安心して泳ぐための3つのポイント」を、わかりやすくお話しします。

🩱ポイント①:自分の体調を「見極める」

まずいちばん大切なのは、自分の体調をよく見ること。

生理中は、ホルモンの変化で体が普段より敏感になったり、
お腹や腰が重く感じたり、集中力が下がったりすることがあります。

💬泳いでOKな日

  • 腹痛やめまいがない日
  • 気分が落ち着いている日

このあたりはプールに入っても問題ありません。
むしろ、軽く体を動かすことで血流がよくなり、体がラクになる人もいます。

💬お休みした方がいい日

  • 強い腹痛や頭痛があるとき
  • 貧血ぎみ・だるさが強いとき

無理して泳ぐと、体調が悪化することもあります。
「休む」というのも、体を大事にする大切な選択です。

🩱ポイント②:経血対策をしっかりする

生理中に泳ぐときのいちばんの心配は、
「経血が出てしまうかも」ということ。

でも、正しい対策をすれば安心です。

💡対策その①:タンポンを使う

タンポンは、膣の中に入れて経血を吸収するタイプのアイテムです。
水の中でも漏れにくく、スポーツ選手もよく使っています。

ただし、初めて使うときは少し練習が必要。
家のお風呂で試して、違和感がないか確かめてから使うのが◎です。
使用時間は4〜8時間が目安。
長時間入れっぱなしはNGなので、プールから上がったら必ず交換しましょう。

💡対策その②: 月経カップ

最近注目されているのが「月経カップ」です。やわらかいシリコン製のカップを膣の中に入れて、経血をためるタイプのアイテムです。

吸収ではなく“キャッチ”する仕組みなので、長時間(8時間ほど)使えるのが特徴。
水中でも漏れにくく、運動中の違和感も少ないと感じる人が多いです。

ただし、正しい入れ方・取り出し方を理解していないと難しい面もあるので、初めて使うときは自宅で練習することが大切です。

💡対策その③ 月経ディスク

月経カップとよく似ていますが、形と位置が少し違います。

ディスクは「平たいお皿のような形」で、膣の奥(子宮頸部の下)にセットして、経血をためます。

カップよりも体の奥にフィットするため、より目立ちにくく、水中でも安定しやすいのがメリットです。
一方で、出し入れのときに少しコツが必要だったり、人によっては合わない場合もあります。

💡対策その④:水泳用サニタリーショーツを使う

私が開発した、「水泳用サニタリーショーツ」という便利なアイテムもお勧めしたいです。

これは、下着と同じように見えるけれど、中には防水構造が入っていて、経血が外に漏れにくくなっています。

タンポンが苦手な人や、中高生にもおすすめ。 外から見ても普通の水着と変わらないデザインだから、安心して使えます。

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吸収・防水の両方をしっかりカバーしてくれます。

「タンポンを使うのはまだ不安…」という人でも、ショーツなら自然に始められるのでおすすめです🌸

💡対策その⑤:プール後のケアも忘れずに

泳いだ後は、できるだけ早くシャワーを浴びましょう。
水に長く入っていると、体が冷えて血流が悪くなることがあります。

また、濡れた水着やショーツを長時間つけたままだと、肌トラブルの原因になるので、必ず着替えるようにしましょう。

🩱ポイント③:衛生面とメンタルの準備を整える

生理中にプールへ入るときは、
衛生面の対策と、ちょっとした「心の準備」も大切です。

🧴衛生面で気をつけること

  1. 新しいタンポン・ショーツを使用する
     衛生的で、安心感もアップします。

  2. タオルを多めに持っていく
    水滴や汗をしっかり拭けるように。

    濃い色のタオルなら、もしもの時も目立ちにくいです。
  3. 替えの下着・袋を用意する
    濡れたショーツを入れるビニール袋があると便利。

💭メンタルの準備も大事!

「もし漏れたらどうしよう」「みんなにバレないかな?」
-そんな不安があるのは、あなただけではありません。

でも、正しい準備をすれば大丈夫。
生理中でもプールに入ることは、ぜんぜん特別なことではありません。

たとえば、
「自分に合った生理用品+濃い色のタオル+予備の下着」
この3点セットを持っていれば、ほとんどの不安はカバーできます。

自分が安心できる準備をしておけば、「大丈夫、私は準備してある」と気持ちが落ち着きます🌿

🩱番外編:学校で生理とプールがかぶったときは?

授業などで、どうしても生理とかぶることもあります。
そんなときは、以下のように対応しましょう。

💬 ① 先生に正直に伝えてOK

「生理なのでプールをお休みします」
-これだけで大丈夫です。

学校では、生理を理由にプールを休むことは認められています。
体調が悪いときは、無理せず休みましょう。

💬 ② 泳ぐ場合は、準備をしっかり

もし「泳ぎたい!」と思うなら、上で紹介した経血対策+衛生対策を行えば安心です。

タンポンが使えなくても、水泳用サニタリーショーツがあればOK。
さらに「プール後すぐ着替える」「体を冷やさない」ことを意識して。

🩱まとめ:生理中でも、自分に合った方法で泳げる!

では最後に、この記事のまとめです💡

ポイント

内容

① 体調を見極める

無理せず、体の声を聞いて行動する

② 経血対策をする

自分に合った生理用品

③ 衛生&メンタルケア

着替え・タオル・心の準備で安心


生理中でも、
泳ぐことは悪いことではありません。
むしろ、正しい知識を持っていれば、少し体を動かした方が良いというデータもあります。

あなたの体に合った方法で、安心して泳ぎましょう🌊
そして、困ったときは誰かに相談してOK。「我慢しない」ことが、いちばん大切です。

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